春日部セントノア病院

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2016年3月

『みんなのハピネス』を目指して

 

昨年4月から病棟を預かり、ほぼ1年が過ぎようとしています。

そこでこの1年を振り返り…という訳ではありませんが、自分が師長をやってみて一番感じた事は「師長は今まで、いろんな諸事情からスタッフを守ってくれていたんだなぁ」という思いでした。何がどうというというものではありませんが、親の庇護のもとにいた子供が世間の風を肌で感じる様な感覚でしょうか…。

それぞれにそれぞれの目的、立場や事情から意見や希望があり、それを、それぞれの意見を聞きながら押したり引いたり広げたり縮めたりしながら少しずつ紡いで来たような気がします。また、私は本来、自慢ではありませんが、おおざっぱで不器用、KY「空気読めない」を兼ね備えていますので、随分とスタッフに気を揉まれたり助けてもらう事も多かったのです。とても師長としてスタッフを守る、という事とは縁遠かった様にも感じます。

しかし当初、目的としていた「絆づくり」は少しずつ出来つつあるのではないかと感じます。偶然、昨年のNHK大河ドラマで群馬県令殿が大勢の戦犯者を引き受け、職業訓練の前に話をする場面で「絆」について触れていました。「互いを思い真心をつくしてこそ、そこに絆が生まれる。その絆が一人一人の未来をつくる」と。…なるほどです。とびきりの未来の為に継続しましょう!

さて、2年目にあたり私が描く病棟のビジョンはディズニーのミッションである「ギブ・ハピネス」です。患者、スタッフ、その家族みんなにハピネスを与えられる病棟にしたいと思っています。

去年3月「ディズニーの最強マニュアル」という研修に参加し、その内容にわくわくしました。一般的に「マニュアル」というと手順書であり、その作業の目標や目的までがほとんどですが、ディズニーのマニュアルとはどの部門であれ、その作業一つ一つが必ず「ディズニーランドの理念」(ギブ・ハピネス)(清潔で安全なパーク)と「ウォルトディズニーの考え」(想像の世界の実現化)に繋がっているということを意識することなのです。わかりやすく言えばテーブルやベンチの掃除(作業)は単なる作業ではなく(理念)「清潔で安全なパーク」の実現であることを意識する事。その取り組みは全体をより良い方向へ変えて行きます。

同様に当院の理念と業務を結びつけ、オムツ交換、点滴業務等も単なる作業ではなく「拘束はしない」「寝たきりにしない」「最期までその人らしく」の実現である事を意識する事。で働くハピネスをスタッフが感じ、そして、その理念に基づいた作業は、患者とその家族もハピネスにする…。と勝手に理想のフローチャートを描いていますが、その中には、スタッフが自ら作業やルールに潜む理念を意識し、考え工夫して実現していくという流れも含んでいます。今後も、その為の労力は惜しまず努力していこうと思っています。

 

2病棟師長  船津 栄