春日部セントノア病院

川越セントノア病院 総合
トップ
取り組み
施設案内
スタッフ紹介
イベント紹介
入院案内
職員募集
病院新聞
病院の沿革

病院短信

2016年8月

『キラーストレス』

 

2016年6月放送のNHKスペシャル「キラーストレス:そのストレスはある日突然死因に変わる」は、 大変興味深いものでしたので、それをまとめてみました。

ストレスがたまると脳にある扁桃体が過剰反応し、自律神経系が活性化した状態になります。

その結果、心身ともに疲弊し、ストレス性のうつ病などに罹患しやすくなってしまいます。

扁桃体が過剰反応しないために今すぐできることが3つ上げられています。

@定期的な運動

30分程度の運動を週に3回ほど行います。

Aコーピング(coping)

「このストレスにはこの対処法が自分に合っている」と思うものを、どんなに小さなものでも紙に書き出します。実際にストレスを感じた時に、その対処法を試みて、その効果を評価します。 効果があったものを随時利用します。

コーピングの例として、宇宙飛行士の古川さんが、ISS(国際宇宙ステーション)に滞在していた時のものが紹介されました。


「家族とネットで話す」「同僚が育てていた小麦の育つ様子を観察する」「無重力空間でキャッチボールをする(自分でボールを投げて自分で取る)」など、オリジナルのストレス対処法を見つけてコーピングしていたそうです。

Bマインドフルネス瞑想(Mindfulness Meditation)

早稲田大学熊野宏昭教授が、宗教性をなくしたマインドフルネス瞑想を紹介しました。

マインドフルネスとは「今、ここ」だけに集中するという意味で、近年アメリカでも注目が高まっています。

マインドフルネス瞑想は、10〜15分間の瞑想から始めるのが良いそうです。

(1)背筋を伸ばして、両肩を結ぶ線がまっすぐになるように座り、目を閉じる

(2)呼吸をあるがままに感じる

(3)わいてくる雑念や感情にとらわれない

(4)身体全体で呼吸するようにする

(5)身体の外にまで注意のフォーカスを広げていく

(6)瞑想を終了する

ハーバード大学での実験では、瞑想プログラムを始めて8週間後に、身体の不調35%、心の不調40%の改善を見、脳のMRI検査で、扁桃体の5%縮小と海馬の5%増大が認められました。

私も毎日数回瞑想をしています。大学の実験で瞑想により海馬の増大が見られたのですから、認知症の予防になると思って私はやっています。

私の場合は、瞑想を始めて5〜10分もすると、閉眼の視野に、青い炎がたくさん出現します。

5分間ほどその炎を眺めてリラックスし、瞑想を終了しています。

 

副院長  野 正孝