春日部セントノア病院

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2009年5月

  何年か前から医療崩壊が語られ医療を受ける前に患者さんが亡くなるケースが増えている。それも産婦人科という出生前後の医療が危機的状況だ。生まれてからは小児科で医師が足りない。老後は病気等で介護が必要な老人が入る病院・介護施設が不足。老人医療では医療と福祉を明確には区別できず、両方一緒にせざるを得ない場合が多い。
  医療問題は医師不足が主因で長期的には医師数の増加が必要だが、総合診療科の重視と各科医師の配置変更により多少は改善できる。まず産婦人科・小児科医の適正な配置と給与の大幅アップが必要。産婦人科・外科などは安心して診療に専念できる訴訟・事故対策などの配慮が必要だ。患者を助けるために正当な手術をしても万一失敗したら予測不能の事故でも逮捕されるという理不尽な条件ではまともに働く気にはなれず外科系をめざす医師が減るのは当然だ。特養、老健などの介護施設や認知症老人の病院・施設も多数必要だ。
  そのために医療福祉関連予算を増やし、医療費も上げ混合診療も認め対GDP比を8%から国際水準に近い10%程度まで引き上げる。すると公共事業等の見直しが必要になる。官僚の天下り関連事業の廃止だけでも数兆円にはなる。道路事業の見直しは当然だ。
こうしたことを実行するには公務員制度改革は不可欠。何度不祥事や政策の失敗、無駄な借金を重ねても国民は某政党を支持し続け約50年間ほぼ同じ与党が続き官僚が支配する国になった。医療は崩壊寸前なのに公共事業等で無駄遣いを続けている。予算配分の転換には政権交代が必要です。政権を変えれば政治が変わる。急激に大きな変化を望むのは無理としても現状より少し政治は動きます。その変化を積み重ねていけば必ず大きく変わる。二つの乏しい選択肢しかないとしても少しでも変化する方を選ぶべきでしょう。

 

医師 沢田 實