春日部セントノア病院

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2010年5月

病院には、大きく分けて一般病院(救急病院も含まれる)と療養型病院の二つがある。10年程前から病院は急性期と慢性期に分かれ、急性期の病院、即ち普通の病気を治療する病院を一般病院、その治療を一通り終え全身状態が安定した慢性期を担当する病院を療養型病院と呼び、各々の病床を一般病床、療養病床という。精神病院は別扱いにされる。
療養型病院は一般病院に比べて検査設備・治療機器も薬剤の種類・数も少ない。医師数は約1/3以下、看護師数も約2/3以下、介護士数はずっと多い。医療より介護を重視した体制で、具体的には脳梗塞の治療後、片麻痺が残りリハビリも終えたが家では介護できないとか認知症等で在宅ではみられず入院が必要な患者などが対象になる。
介護保険導入時の2000年、療養型病院は医療保険適用か介護保険適用かの選択性だった。しかし2006年に療養型病床削減が決まり、当初38万床あった療養病床は2012年までに15万床まで23万床減らす事になり次第に削減されたが、老人は増え続け慢性期老人の行き場がなくなり、計画は大幅に見直され20数万床余までに修正された。また23万床のうち介護保険適用13万床の全廃は変更されず、介護保険適用療養型病院の多くが適用を医療保険へ変えた。こうして老人保健施設等に転換した一部を除いて療養型病院は全て医療保険適用型になり、一般病院での治療を終えた患者の主な受け入れ先となっている。
要するに療養型病院は、医療機関というより必要な時に十分に近い医療が受けられる医療付き介護施設という印象だが、治療費は殆ど請求できない。普段は治療不要で介護・看護が主目的なので、入院不要な人が入院する社会的入院は基本的に存在しない。医療も中小病院の一般内科程度の治療が可能だ。当院はそれに精神科が加わった認知症専門の特殊型といえる。医療より療養が中心になるため今後も必要な存在であり続けるだろう。

 

医師 沢田 實