春日部セントノア病院

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2011年4月

『がんばろう、日本』

平成23年3月11日午後14時46分日、激しく床が揺れた。病棟のスタッフたちが患者さんの安全の確認に走った。歩いている患者さん、立っている患者さんを椅子に座らせた。他のスタッフたちは各病室を見回り、患者さんの手を握って安心させていた。ナースセンターでカルテの記載をしていた私は周囲の落下危険物を調べ、患者さんの状態を知らせるモニター機器が倒れないように支えるしかできなかった。
その後長い長い激しい揺れは収まり、当院の患者さんや職員にも怪我などはありませんでした。病院の被害は一時的な断水のみで、これは職員の労力と工夫で乗り切ることが出来ましたが、この東日本巨大地震は非常に大きな未曾有の被害をもたらしました。観測史上始まって以来の自然災害と、災害による世界初の原子力発電所の重大事故の発生です。巨大津波の災害は想像を絶するもので、太平洋岸400qに及ぶ市町村を破壊し、死者と行方不明者は2万7千人を超え、いまだ17万5千人もの人々が避難所での生活を強いられています。心からお悔やみを申し上げ、心からお見舞いを申し上げます。
今回の災害に対して6分後には自衛隊が動き、政府自治体・警察・消防が動き出すなど、素早い対応がとられました。それでも被災者には過酷な状況が続きます。原子力発電所の冷却装置の停止で燃料棒が高温になり融解が起きるのではと、自衛隊員や消防士の被曝を覚悟しての放水活動等、原子炉の暴走を押さえ込むため専門家や原発職員など本当にたくさんの人々の尽力にもかかわらず、災害発生後の現在も未だ予断を許さない状況です。
この大震災に対し日本国民の知恵と力を結集して是非とも復興したい。当院に入院している患者さんの世代が第二次世界大戦後の荒廃した日本を復興させたのですから、私たちもこの災害を乗り越える事が出来ると確信しています。私も自分の持てる力を惜しまず、被災者支援と復興に尽くしたいと思っています。

 

医師 佐々木 昭子