春日部セントノア病院

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2012年11月

『高齢化社会の未来』

2012年4月1日現在、日本の総人口は1億2756万7千人、うち65歳以上は3023万8千人で総人口の約23.7%(総務省)、約4人に1人が高齢者です。老人は増えて若者が減り総人口は減る。2030〜40年代頃まではこの傾向が続くと予想されます。
でも老人が増えることがそんなに心配でしょうか。確かに医療費も介護費用も増え年金をもらう人が増えるのに払う人が減るのでは将来が不安でしょう。しかし、もともと国が保証してくれるわけではない。一番人口の多い団塊世代は何とか年金をもらって老後を過ごせそうです。そこを通り過ぎれば徐々に人口が減ってきますから、国の負担も次第に軽くなる。経済もあと10〜20年もすれば今のような低迷状態を脱するでしょう。元気な高齢者も多いので彼らに、特に専門職・技術職の人にはもっと働いてもらえばいいのです。
「老い」は誰にでも必ずやってきます。20〜30代の若者はあと40−50年、40〜50代の人は20−30年で老人です。老人は将来の「あなた」です。体力は低下し足腰は弱まり物覚えも悪くなり思考力・判断力も衰えてくる。老人がいくら増えても国が支えきれるわけではない。現在、経済問題・原発問題など大きな問題が山積みです。でも少なくとも敗戦直後よりははるかにましです。対処は十分可能。将来の人口減少など心配無用です。むしろ日本の面積なら半分の6000万人に近い方が余裕をもって住みよい社会を作れるでしょう。                
 人口は時代とともに推移します。少子高齢化時代であろうとなかろうといつの時代にも夢や希望はある。どんなに豊かな時代になっても未知・未完の領域はたくさんある。今後も海外需要、国内需要合わせれば人口が半減しても仕事は十分あるでしょう。ただし何の苦労もせず皆が一生気楽に過ごせる国などどこにもない。
戦後の何も無い焼け野原から今の豊かな国を築いたのは高齢者の方々です。最も豊かな時代に生まれた世代が最も厳しい社会・経済状況に直面していますが、それらを克服し未来を築くのは彼らの仕事でしょう。


 

医師  沢田 實