春日部セントノア病院

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2012年12月

『終末期の看護・介護(穏やかに、きれいな終末期を迎えさせたい)』
我孫子から春日部まで電車通勤するようになって間もなく7年。約1時間の電車の中、病院に向かっている時は新聞を、自宅に帰る時は小説を、もっぱら読書に費やしてきました。
来年(平成25年)は巳年、何回目の年女かなと思った時、今年はどんな年だったのか、1年の様々なニュースを思い起こしています。
昨年起きた東日本大震災、その後の様々なニュース、政治的には決して順調とは言えないが「少しずつ前向きに」と言う被災者の言葉が光でした。また、心を痛めたのはいじめによる自殺。なぜ自ら命を絶たなければならないのか、止める事はできなかったのか…。一方、昭和を代表する大女優の森光子さんの死。眠るような旅立ちだったと、演じきった人生であったと書かれていました。
人間の理想的な死とはどんなものか。年齢も時も所も自由には選ぶ事ができない。ましてや病に侵された場合はなおさらです。特に認知症の患者さんは自分の意志を伝える事ができなくなくなります。
平成25年度は看護部の3年目標の最終年になります。開院6年余、終末期を迎える患者さんは確実に増えています。終末期を穏やかに、きれいに、個々の患者さんやご家族に沿った看護・介護を確立する事は看護部の重点目標です。
日頃現場でよく聞かれる言葉があります。「患者さん個々を理解した看護・介護(個別性の高い看護・介護)をしたいが忙しく、日常業務に流される毎日である」と。これを打破するためには、看護・介護体制のステップアップを図り、職員自らが看護・介護の仕事こそ私の進むべき道だと思い努力する必要があると思います。『個別性の高い看護・介護』を行っていれば終末期の個別性も高める事ができます。そのための方策として看護部・看護部長としてやるべき事は、
@ 個々の患者さんの入院時の対応を再考
A 患者さんの個別性を理解できる記録方式の確立
B チーム医療の確立
現在行っている看護・介護体制をもう一歩前進させ、『認知症の人』を診るのではなく『認知症の人』を看る、看護・介護の質を上げていくと同時に看護・介護職員の意識も変えていく必要があると感じています。
ともあれ我々は現場で最良と思うことを一歩一歩進める事、堅実に進む事を大切に、新しい年に向かいたいと思います。


看護部長  住安 秀子