春日部セントノア病院

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2013年3月

『沈丁花の香る頃』
沈丁花の香りすがしい季節となりました。2月号のアニマート・ノアの爽風の短信は大変感動する内容だったので、その後で何を書いたら良いのか全く筆が動きませんでした。
ノアの爽風の中で寺尾先生が言っていた『患者さんの話を聞く事で患者さんの表情が明るくなり、それがとても楽しい仕事である』という事にとても共感しました。スタッフは食事介助・排泄介助・入浴介助・転倒の無いよう見守りと日々忙しい中、少しでも患者さんの訴えに応えようと耳を傾けています。私もお手伝いが出来ればと思い、不穏な患者さんがいるときには1対1でじっくり話を聞きます。そして少しずつ落ち着き、笑顔が見られた時には、本当にやりがいのある仕事だと思います。
アニマートで高野先生が言っていた『より高い目標を目指そうとする意識』は、技術や効率の進歩だけでなく「やらされている感」の解消、最終的には患者さんへのサービスの向上へとつながります。職員一人一人の意識改革はとても難しい事ですが、目標を持って働く事はそれ以上に大切な事です。
当院では基本的に身体拘束をしませんが、そのために転倒やケガなどの危険が常について回ります。アクシデントの度に同じ事が再び起こらないようにスタッフが知恵を出し合いますが、7年間の経験なのか高い目標への意識なのか、出てくる知恵が近頃少しずつレベルアップしてきたように思います。8年目に向けて職員には今まで以上の知恵や意識に期待し、私自身もより一層頑張っていこうと思います。
私事ですが、先月義母が94歳で他界しました。肺がんを患っていましたが、痛みや症状が全くなかったので自宅で過ごしていました(本人は肺がんだと知りません)。自宅で転倒し大腿骨を骨折して手術、その後リハビリにて歩行できるまでになっていました。入院中、肺がんの経過観察のため内科の先生が診察に来ると「何で内科の先生が来るの?」、しっかりしていた義母だったので他にも病気があるのかと察したのかも知れません。そんな義母の病状も進行し、直後にペインコントロールのため麻薬の力を借りる事となりました。2〜3ヶ月程度の入院は比較的短い方ではなかったかと思いますが、それでも「骨折さえしなければ」もう少し自宅ですごせたのかなぁ…などと考えたりします。病気・骨折・入院等、さらに終末期を考えるきっかけとなりました。

2病棟 看護師長  斉藤 宏美