春日部セントノア病院

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2013年6月

『共に支えあう事の大切さ』
GWの連休に一年ぶりで青森の実家へ顔を出しました。今年は例年に比べ気温が低く弘前城の桜は五分咲き、五月としては珍しい雪が直前に降ったせいもあり岩木山は中腹から上は真っ白。道路わきには残雪が所々残っていて、余りの寒さにあらかじめ準備しておいたダウンコートが大活躍でした。帰省した時は色の無い秋のような景色の青森でしたが、きっと今頃は遅い春を謳歌している頃でしょう。
今年の三月、日本看護協会では「2012年病院における看護職員需要状況調査」の結果を発表しました。これは病院看護職員の需要動向や労働状況の把握を目的として毎年行われているもので、これによると常勤看護職員の離職率は四年連続減少となりましたが、都道府県別では都市部での離職率が高い傾向が継続しています(埼玉県は九番目に高い)。病院別にみると、夜勤負担が重い病院ほど離職率が高い傾向にもあるようです。
当院では離職率減少のための一貫として、新入職員に対して「プリセプター制」を導入しています。プリセプター制とは、指導者をプリセプター、新入職員をプリセプティと呼び、基本的に一対一(当院では新人一に対して指導者二)で行う現場教育訓練方法です。新入職員が一日も早く職場に適応できるように基本的な知識や技術、業務の習得を目的として病棟全体で育てていくものです。「あなた(プリセプティ)は一人じゃないですよ。いつも傍に私たち(プリセプター)がいますよ」とお互いが支え合い、成長しあえる存在です。プリセプターは現在の自分の技術レベルを客観的に知り、新入職員を知らなければなりません。そして自分が新人だった頃を思い出し、嫌だった事はあったか?それはどんな事でどのようにして欲しかったのか?を考える事が、自分がどのように指導していけばよいのかの参考となります。自分が嫌だと思う事はしないのが原則で、良かったと思えた事を実践するのが良いと思いますが、これは患者さんに対しても同じことが言えます。私たちが患者さんやご家族にとって、いつでも頼れる・信頼できる存在であるためにもとても大切な事です。
超高齢化社会から超超高齢化社会に入った現在、ますます認知症の問題が社会の課題となっています。認知症になっても楽しく、穏やかに、その人らしく過ごして頂けるように、また私たちのケアを通してその事を感じて頂けるようなケアを、これからも実践していきたいと思います。


3病棟師長 渡辺 仁美