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2017/7/1
病院短信

『毎日の生活(愛と感謝を持って)』


健やかに生きて行くためには毎日をどのように過ごしたら良いでしょうか。何を食べたら良いか、運動はどの程度したら良いか、仕事はどのようにするか、睡眠はどれだけ取れば良いか…などを考えながら生活する事は、人間の健康にとって、とても大切な事です。その方が持っている病気や生活環境などによっても変わると思いますが、考えながら行動する、ということが重要だと思います。

人間関係においては、明るい気持ちで笑顔を絶やさないように毎日を過ごす、という事が理想だと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか。相手が明らかに間違った言動を取った時には、なかなか耐えることが出来ませんよね。そのような時でも、愛を持って一旦許す努力をしましょう。他人の悪い行いを許すのは非常に難しい事ですが、逆に考えると、私達も知らないうちに悪い事をして、知らないうちに他人から許されて生きているのです。

この時の「愛を持って」とは、簡単なように思えますが非常に難しいことです。愛は情け深く、ねたまない、自慢せず高ぶらない、自分の利益を求めないことです。常にそのような気持ちで相手に接していきましょう。私は、医療の現場においてこそ、この愛がとても大切だと考えております。何か病気を持っている患者さんに対して病気を治すのは無論ですが、 病気を持ったまま生きようとしていらっしゃる患者さんに良いケアをするのが医療従事者の愛だと思います。

このセントノア病院には多くの認知症の方が入院されています。現在の医学では認知症を治すことは出来ませんが、患者さんに少しでも快適な生活をして頂くよう努力しています。私は、患者さんが現在どのような気持ちでいらっしゃるのか、時間をみつけてはお尋ねしています。「食事は美味しいですか?」「夜は眠れていますか?」「何か辛いことはありませんか?」など。お話しの出来る方は最後に「先生ありがとうございます。」と感謝の言葉を述べられます。また、お話しの出来ない方でもニッコリと笑顔を見せて下さいます。私達の愛の医療に応えて下さって、感謝の気持ちを表して下さっているのだなと喜んでいます。

患者さんだけでなく誰でも与えられた命に感謝しましょう。患者さんの中には百歳を超えられた方がいらっしゃいます。そこまでこられた命には大いに感謝したいですね。人間は誰しも「必ず寿命を迎える」という遺伝子を持って生まれてきます。どのような人生を送ったとしても、最期は必ず訪れますので、どのような状態で迎えるにしろ、最後に「ありがとう」と感謝の言葉が言えるような最期にしたいですね。そして、常に他人を許す愛をもって生きていきたいものです。

院長  藤田 靖子